令和3年12月1日、新たに2人の利用者の方を"つなぐのの匠"に認定しました。また、利用者お一人を匠から準匠に変更しています。現在、匠プロが2名、匠が2名そして準匠が2名になりました。
匠プロに必要な要件は次のとおりです(厳しい要件が求められます)。
(注)匠プロは、生活や仕事において責任が伴い自律、自己管理、自己規制が厳しく求められます。それを継続して実現してこそプロとして誇りをもって高額の報酬を受け取ることができます。作業能力を持っていることだけが匠プロの認定条件ではありません。自分の課題を直視しそれに背を向けず、克服に向けて心して取組んでいただくことになります。甘い気持ちでは続けられませんが、努力があれば援助を惜しみません。
令和3年4月1日現在で、匠プロが2人、匠が1人、準匠が2人認定されています。特に匠プロについては、通常の作業以外にカバー範囲を拡大すべく、伝票の書き方、職員のサポート、他の利用者支援など様々な業務についていただき、単なる内職業務だけでなく本格的な就労訓練に取組んでいただくことにしています。
つなぐのの匠、つなぐのの準匠に加えて、次の基準をクリヤーされた方を、令和3年4月に”つなぐのの匠プロ”として認定し、一月の作業時間数に応じて工賃をさらに加算します。
匠プロとして認定され、一月120時間作業し、施設外就労に8回参加した場合。加算額が50,000円の場合、120時間/月×210円/時+8回/月×900円/回+50,000円/月=82,400円/月(最大)
※祝日に作業した場合はさらにアップします。
匠プロ、匠及び準匠の加算は、工賃収入の増減によって増減し、また工賃収入が著しく減った場合は支給されないことがあります。確約された支給額ではありませんのでご注意ください。
2020年8月から実施してきました「つなぐのの匠」制度は、施設外就労に参加していることを含めて、利用者の皆さまのご活躍の様子を調べて、「つなぐのの匠」に認定をしてきました。今回の変更は、施設外就労に参加しない方も認定の対象にすることで、認定の適用範囲を拡大します。
具体的には、施設外就労に参加されない方で「つなぐのの匠」と同様に活躍をされている方を、同じ認定基準で「つなぐのの準匠」に認定します。
施設外就労に参加している「つなぐのの匠」と加算額で違いがあります。
8月のご活躍の様子を調べました結果、推薦されていたお二人を職員全員一致で「つなぐのの匠」に認定しました。8月分の工賃(9月支給)に、8月の作業時間数に応じた加算額をお支払いします。最も高い方で、1時間当たりの工賃単価は429円になりました。
あなたの働く力がアップするように支援します。
働く力がアップして「つなぐのの匠」になったあなたは、工賃がおおはばにアップします!!
調べた結果、次のA表とB表とで、よい点数のあなたを、職員が「つなぐのの匠」に推薦します。
120時間以上 20,000円程度
100時間以上 13,000円程度
80時間以上 9,000円程度
50時間以上 4,500円程度
50時間に満たない方 加算ありません。
ただし、工賃収入が大幅に減った場合は上記の額が変更される場合があります。
2019年度中、4月当初の工賃額の1.5倍(最高額の方の平均賃を月額35,000円)を目標にしていましたが(賞与を含みます)、その目標をほぼ達成しました。2020年度8月から、利用者の作業力などを評価して工賃に加算する「つなぐのの匠」制度を創設し、最高額の方で月額50,000円越えの工賃支給を目標としています。
詳しい業務内容は、企業秘密事項にあたります。パソコンに送られてくる商品データと、受け取った商品との照合、点検、梱包、発送、データ入力という業務です。当面は業務量を少な目コントロールにしていて、次第に増加させ、当面月額10万円の売上を目標としています。正確さ、ていねいさが求められる仕事です。ネット商品の取り扱いに卓越した職員によるスペシャルプロジェクトです。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、海外輸出便の運航停止などもありかなりの影響を受けました。現在、徐々に回復している状況です。
就労実体験の取り組みです。現在、6名の利用者が日曜日を除く毎日、交代で参加していて、一日あたり利用者1~2人、職員1名を配置しており、2020年当初現在で月額30万円以上の作業収入があります。これを35万円まで向上させることを目標としています。単独ですべての作業をできる利用者が育ってきています。アドバンス株式会社様(東大阪市)の全面的協力を得ています。事業所から施設外就労の職場までは公用車で送迎をしています。
軽作業ですが、数量も多く、納期に追われることもあり、全員で力を合わせて取り組む作業です。現在、ブランドハンカチ類の値札シールはがし、キャラクターグッズの仕分け作業などを行っています。工賃単価が比較的よい作業内容を選択して請け負うことで月額10万円以上の作業収入の目標を立てています。
作業内容の多様化、地域社会への貢献を目的として、NPO法人東大阪空家サポートイチバン(理事長 萩原順正 様)との連携を試行しています。現在は、依頼された庭や空き地の草刈りを受託しています。ボランティア作業ではなく、利用者工賃(1時間500円以上)をいただける作業を請け負っています。今後、ご高齢の方のご自宅のお庭の草刈りや、空き家となって維持に困っておられる方のお掃除なども対応できるように調整していきます。支援センターつなぐのは、労働安全衛生法に基づく特別教育(チェーンソー(伐木等))を修了しています。
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新型コロナウイルスの感染拡大が収まっていない現在、しかも今後、さらに拡大し長期化しそうな状況です。そして多くの企業ではリモートワークが推奨されています。しかし、B型福祉事業所では、そもそも在宅就労支援?リモートワーク?などは・・とんでもない!と認められていない、通ってきた実際の日数でしか支援給付はされない現状です。
だから、私たちは、日々利用していただけるように、就労支援の質を高め、やる気の出る、やりがいのある仕事を用意しようとしてきました。そのことは大切なことに違いありません。支援センターつなぐのも作業内容を変え、新しい仕事を開拓しながらその努力をしてきました。
しかし、すべての利用者が就労支援のスタートから、必ずその事業所に毎日、通わなければいけませんか?
働く力も意欲もおありなのに長年、家から出られなくなった方、人との交わりに強い不安や抵抗感をお持ちの方・・・、前職場で嫌な経験があって働きに出ることに強い不安がある方。また、日常は通ってこられてくる利用者の方でも、「やるきスイッチがoff」になりそう、「ひきこもりスイッチが入った!」という訴えがあったりします・・・。
そういった方々に対して、「毎日、規則正しく通うことが、就労には必要だから」という理由だけで、きちっと規則正しく家を出て、通ってくるように利用を強く促すことが正しい支援なのか疑問に感じ、どうすれば、やる気スイッチが入り、新しい第1歩を踏み出していただけるのか考えてきています。
支援センターつなぐのでは、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として講じられた事業所内の3密の解消を目指すことと併せて、そういった方にもリモートワークで働く機会を提供しつつ就労支援をしようと、リモートワークによる就労支援の仕組みを検討しています。