令和3年12月1日付けで、新たに2人の方を"つなぐのの匠"に認定しました。

令和3年12月1日、新たに2人の利用者の方を"つなぐのの匠"に認定しました。また、利用者お一人を匠から準匠に変更しています。現在、匠プロが2名、匠が2名そして準匠が2名になりました。

4月1日付で”つなぐのの匠プロ"を2人の方に、また、準匠を一人認定しました。

匠プロに必要な要件は次のとおりです(厳しい要件が求められます)。

(注)匠プロは、生活や仕事において責任が伴い自律、自己管理、自己規制が厳しく求められます。それを継続して実現してこそプロとして誇りをもって高額の報酬を受け取ることができます。作業能力を持っていることだけが匠プロの認定条件ではありません。自分の課題を直視しそれに背を向けず、克服に向けて心して取組んでいただくことになります。甘い気持ちでは続けられませんが、努力があれば援助を惜しみません。

令和3年4月1日現在で、匠プロが2人、匠が1人、準匠が2人認定されています。特に匠プロについては、通常の作業以外にカバー範囲を拡大すべく、伝票の書き方、職員のサポート、他の利用者支援など様々な業務についていただき、単なる内職業務だけでなく本格的な就労訓練に取組んでいただくことにしています。

”つなぐのの匠プロ”の新設について

つなぐのの匠、つなぐのの準匠に加えて、次の基準をクリヤーされた方を、令和3年4月に”つなぐのの匠プロ”として認定し、一月の作業時間数に応じて工賃をさらに加算します。

”つなぐのの匠プロ”認定の基準

  • 施設外就労作業が完全に自立し、十分な成果があること
  • つなぐのが行っているすべての作業に自立し、十分な成果があること
  • 他の利用者と良好な関係性を持っていること
  • 人権について意識が高いこと
  • つなぐのが行う、研修に参加すること
  • 週1回の職員面談をとおして自身の活動を振り返りまた反省・修正し、さらなる成果を目指すことができること
  • 作業状況が著しく低下した場合、特段の理由なく、長期間にわたり作業時間数が基準に満たない場合は、直ちに認定を取り消します
  • つなぐのの匠プロは、いつでも、認定を辞退することができます
  • 認定を取り消された場合及び辞退した場合は、同時に匠、準匠の認定も取り消します

認定の基準の付帯事項

  • 健康的な生活の維持、計画的かつ適切な金銭管理などに日々努め、望ましい社会性を獲得しようと努力していること

つなぐのの匠プロ 工賃加算(月額)

  • 作業時間数120時間以上 通常の工賃に、30,000円~50,000円程度を加算します。
  • 作業時間数  80時間以上 通常の工賃に、15,000円~30,000円程度を加算します。
  • 作業時間数が80時間に満たない場合、加算はありません。
  • 工賃収入が大幅に減った場合は、加算額をさらに引き下げ、もしくは支給しないことがあります。(匠、準匠も同様に扱われます。)

試算(匠プロに認定された場合)工賃は月額80,000円を超えます。

匠プロとして認定され、一月120時間作業し、施設外就労に8回参加した場合。加算額が50,000円の場合、120時間/月×210円/時+8回/月×900円/回+50,000円/月=82,400円/月(最大)

※祝日に作業した場合はさらにアップします。

ご注意

匠プロ、匠及び準匠の加算は、工賃収入の増減によって増減し、また工賃収入が著しく減った場合は支給されないことがあります。確約された支給額ではありませんのでご注意ください。


「つなぐのの匠」の適用範囲を拡大します。

2020年8月から実施してきました「つなぐのの匠」制度は、施設外就労に参加していることを含めて、利用者の皆さまのご活躍の様子を調べて、「つなぐのの匠」に認定をしてきました。今回の変更は、施設外就労に参加しない方も認定の対象にすることで、認定の適用範囲を拡大します。

具体的には、施設外就労に参加されない方で「つなぐのの匠」と同様に活躍をされている方を、同じ認定基準で「つなぐのの準匠」に認定します。

施設外就労に参加している「つなぐのの匠」と加算額で違いがあります。

つなぐのの匠 工賃加算(月額)

  • 1か月の作業時間数 120時間以上 20,000円程度を加算します。
  • 100時間以上 13,000円程度を加算します。
  • 80時間以上 9,000円程度を加算します。
  • 50時間以上 5,000円程度を加算します。

つなぐのの準匠 工賃加算(月額)

  • 1か月の作業時間数 120時間以上 13,000円程度を加算します。
  • 100時間以上 9,000円程度を加算します。
  • 80時間以上 5,000円程度を加算します。
  • 50時間以上 2,500円程度を加算します。



9月1日付で、お二人の方を「つなぐのの匠」に認定しました。

8月のご活躍の様子を調べました結果、推薦されていたお二人を職員全員一致で「つなぐのの匠」に認定しました。8月分の工賃(9月支給)に、8月の作業時間数に応じた加算額をお支払いします。最も高い方で、1時間当たりの工賃単価は429円になりました。

施設外就労における、自立度のチェックリストです。

全部で50項目 すべてOK!でしたら50点です。ご自身で点検してみてください。利用者の8月末での最高点は49点!


ハンディ立ち上げ

  • 電源ボタン操作
  • つなぐのID・パスワードの読み込み
  • 出荷検品初期データの読み込み
  • 終了処理

集荷業務

  • 商品集めの正確さ
  • 商品数の正確さ
  • 商品集めの効率性
  • 商品集めのスピード
  • 商品の丁寧な取扱い
  • 商品位置の記憶
  • 集荷した商品の一時仮置き整理整頓
  • ピッキングシートの取り扱い
  • ピッキングシートへの記入
  • 黒マジックの取り扱い

バーコードの読み取り動作

  • ハンディのボタン操作
  • 正確さ
  • 速さ
  • ハンディ落下防止の意識
  • Rボタン口数の処理
  • テマキラップの処理
  • OPラップの処理
  • リスト別処理
  • シールの再プリント

箱詰め

  • 適切な大きさの箱選び
  • 適切な箱詰め
  • 箱サイズの変更処理
  • 適切な箱が無い場合の対応
  • 結束回しへの積極的判断
  • 箱上部への店番、口数の書込み
  • シール類のレジ袋入れ
  • 箱の補修

フルーツキャプの袋詰め

  • 45L、70Lビニール袋のへの詰め込み
  • 大型梱包袋への詰め込み

シール

  • プリンターからの切り取り
  • 口数ごとのシールの切り分け
  • シールの台紙からの取り外し
  • シール貼り付け
  • シール筒の交換

商品の箱出し

  • ていねいにできるか
  • 取りやすいように並べる
  • 段ボール蓋の開けっ放し処理

カッターの使用

  • カッターを使った箱の開梱
  • 箱詰め時の箱の内側カット
  • カッターの安全な使い方
  • カッターの安全な自己所持

動線

  • 安全な動線を意識している
  • 無駄な動作の回避
  • 他の職員、利用者の動作、箱詰めへの配慮
  • 譲り合い

2020年8月1日付で 「つなぐのの匠」にお二人の利用者の推薦がありましたので推薦書を発行しました。


利用者の方の作業力、意欲、努力を評価し、それに応じて工賃を加算する制度を開始します。

つなぐのは、「つなぐのの匠」という制度をつくり あなたの がんばりを おうえん します。


「つなぐのの匠」とは、こんな しくみです。

なんのために・・・・・

あなたの働く力がアップするように支援します。

働く力がアップして「つなぐのの匠」になったあなたは、工賃がおおはばにアップします!!

ステップ① しりましょう、あなたの力・・・・・

  • あなたの今の働く力をしりましょう。
  • 職員も、あなたの今の働く力を調べます。
  • 調べることによって、あなたのがんばりと、もっとがんばって欲しいことが分かります。

ステップ② 推薦されます・・・・・

調べた結果、次のA表とB表とで、よい点数のあなたを、職員が「つなぐのの匠」に推薦します。

A表 つなぐのの匠になるために、必ず必要なこと。

  1. まじめに仕事をしようとしていますか。
  2. あいさつできていますか。
  3. 健康に注意していますか。
  4. 他の利用者といい関係を持っていますか。
  5. 作業のことで分からないときは相談していますか。
  6. 真剣に作業していますか。
  7. 助け合っていますか。
  8. 怪我をしないように注意していますか。
  9. 責任感を持って作業していますか。
  10. 清潔さに注意していますか。
  11. 社会の大切なルールを守っていますか。

B表 つなぐのの匠 認定の基準

  1. 工賃をアップしたいと思っていますか。
  2. チャレンジしていますか。
  3. 協力して作業できていますか。
  4. 他の利用者を大切にしていますか。
  5. 心の健康に注意していますか。
  6. 作業する力がアップしていますか。

ステップ③ 匠に認定されたら・・・・・

  • あなたが推薦されたら、あなたの働く力を発揮して、がんばって働いてください。
  • 調べた結果、A表とB表とで、よい点数だったあなたを、「つなぐのの匠」に認定します。
  • 「つなぐのの匠」になったあなたには、働いた時間数に応じて、翌月の工賃に、下の表の金額が工賃に加算されます。

一か月の作業時間数と工賃に加算される金額

120時間以上 20,000円程度

100時間以上 13,000円程度

80時間以上   9,000円程度

50時間以上   4,500円程度

50時間に満たない方 加算ありません。

ただし、工賃収入が大幅に減った場合は上記の額が変更される場合があります。


これからの計画・・・・・2020年8月から開始します。

  • 7月のみなさんのがんばりを調べて、7月末に第1回の推薦者を決めます。
  • 推薦されたあなたは、8月がんばってください。
  • 8月中のあなたのがんばりをA表とB表で調べます。
  • A表とB表でよい点数をとったあなたは、「つなぐのの匠」に認定され、9月の工賃支給日に加算されます。
  • ただし、がんばれなかった あなたは、推薦が取り消されることがあります。
  • 8月末に「つなぐのの匠」になった方は、9月、10月・・・と続けてA表とB表でよい点数をとればずっと「つなぐのの匠」」です。

つなぐのは、あなたの、がんばりを 全力で 応援 します。

なげださない、あきらめないで。あなたの 力と 可能性を 信じよう。

つなぐの工賃 大幅向上プロジェクトのご紹介

私たちと一緒に、工賃の大幅向上プロジェクトに参加してみませんか。利用者を募集しています。

4つのプロジェクトを展開し2つのプロジェクトを準備・検討しています。

2019年度中、4月当初の工賃額の1.5倍(最高額の方の平均賃を月額35,000円)を目標にしていましたが(賞与を含みます)、その目標をほぼ達成しました。2020年度8月から、利用者の作業力などを評価して工賃に加算する「つなぐのの匠」制度を創設し、最高額の方で月額50,000円越えの工賃支給を目標としています。

ネット商品発送業務プロジェクト

詳しい業務内容は、企業秘密事項にあたります。パソコンに送られてくる商品データと、受け取った商品との照合、点検、梱包、発送、データ入力という業務です。当面は業務量を少な目コントロールにしていて、次第に増加させ、当面月額10万円の売上を目標としています。正確さ、ていねいさが求められる仕事です。ネット商品の取り扱いに卓越した職員によるスペシャルプロジェクトです。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、海外輸出便の運航停止などもありかなりの影響を受けました。現在、徐々に回復している状況です。

施設外就労強化プロジェクト

就労実体験の取り組みです。現在、6名の利用者が日曜日を除く毎日、交代で参加していて、一日あたり利用者1~2人、職員1名を配置しており、2020年当初現在で月額30万円以上の作業収入があります。これを35万円まで向上させることを目標としています。単独ですべての作業をできる利用者が育ってきています。アドバンス株式会社様(東大阪市)の全面的協力を得ています。事業所から施設外就労の職場までは公用車で送迎をしています。

軽作業の強化プロジェクト

軽作業ですが、数量も多く、納期に追われることもあり、全員で力を合わせて取り組む作業です。現在、ブランドハンカチ類の値札シールはがし、キャラクターグッズの仕分け作業などを行っています。工賃単価が比較的よい作業内容を選択して請け負うことで月額10万円以上の作業収入の目標を立てています。

NPOとの連携の促進

作業内容の多様化、地域社会への貢献を目的として、NPO法人東大阪空家サポートイチバン(理事長 萩原順正 様)との連携を試行しています。現在は、依頼された庭や空き地の草刈りを受託しています。ボランティア作業ではなく、利用者工賃(1時間500円以上)をいただける作業を請け負っています。今後、ご高齢の方のご自宅のお庭の草刈りや、空き家となって維持に困っておられる方のお掃除なども対応できるように調整していきます。支援センターつなぐのは、労働安全衛生法に基づく特別教育(チェーンソー(伐木等))を修了しています。

メルカリへの出品プロジェクトを準備中です。

まだ使ってないけど、合わないとか、余っているので売って欲しいとか・・・でも、自分でネットに出品するのは抵抗がある、どうしていいか分からない・・・そんなご要望にお応えしようと、メルカリへの出品プロジェクトを準備中です。ご期待ください。

B型事業所で、リモートワーク、在宅就労支援・・・??? そんなことできるんかいな?・・・に応えようと、リモートワークによる就労支援の仕組みを準備中です。

新型コロナウイルスの感染拡大が収まっていない現在、しかも今後、さらに拡大し長期化しそうな状況です。そして多くの企業ではリモートワークが推奨されています。しかし、B型福祉事業所では、そもそも在宅就労支援?リモートワーク?などは・・とんでもない!と認められていない、通ってきた実際の日数でしか支援給付はされない現状です。

だから、私たちは、日々利用していただけるように、就労支援の質を高め、やる気の出る、やりがいのある仕事を用意しようとしてきました。そのことは大切なことに違いありません。支援センターつなぐのも作業内容を変え、新しい仕事を開拓しながらその努力をしてきました。

しかし、すべての利用者が就労支援のスタートから、必ずその事業所に毎日、通わなければいけませんか? 

働く力も意欲もおありなのに長年、家から出られなくなった方、人との交わりに強い不安や抵抗感をお持ちの方・・・、前職場で嫌な経験があって働きに出ることに強い不安がある方。また、日常は通ってこられてくる利用者の方でも、「やるきスイッチがoff」になりそう、「ひきこもりスイッチが入った!」という訴えがあったりします・・・。

そういった方々に対して、「毎日、規則正しく通うことが、就労には必要だから」という理由だけで、きちっと規則正しく家を出て、通ってくるように利用を強く促すことが正しい支援なのか疑問に感じ、どうすれば、やる気スイッチが入り、新しい第1歩を踏み出していただけるのか考えてきています。

支援センターつなぐのでは、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として講じられた事業所内の3密の解消を目指すことと併せて、そういった方にもリモートワークで働く機会を提供しつつ就労支援をしようと、リモートワークによる就労支援の仕組みを検討しています。